山形県は、大きく4つの地域に分けられているのはご存じでしたか?
私たちが住んでいる鶴岡市は、庄内地域と呼ばれ、北は秋田県、南は新潟県と接し日本海に面しています。山形って海あるの?!とたまに驚かれたりしますが、実は海あり県なんです。
そのほかは最上・置賜・村山の3地域で成り立っています。地形が人の横顔に見えるということから、県内出身の方の自己紹介がとても独特。県内の大学に進学したツマは、横を向いて鼻を指したり、目元を指したりして出身地を教えてくれる友人たちにポカーンとしたことを未だによく覚えています。
今回はオットの出張で置賜地域へ行くことになり、飯豊町中津川へ一泊してきました。(下の奥歯らへん)
海沿いを抜け山道を車で進むこと約3時間、集落の突き当たりにポツンと明かりが。
目的地の『農家民宿いろり』に到着です。
数年前に一度、視察でこちらに訪れたことがあるオット。絶対にツマを連れて行きたい!と思っていたらしく、機会に恵まれお邪魔することができました。
ガラス窓から、寝泊まりする離れの中に囲炉裏を見つけてワクワク!
白い割烹着姿の小柄な女将さんが迎えてくれ、薪ストーブの暖かなお部屋へ。
美味しそうな匂いに、そわそわしながら待つこと数分。山のご馳走がたくさん運ばれてきて、お酒も進みます。
一通り食事が出揃ったところで、女将の信子さんもヨイショと小さな椅子に腰掛け、秋の夜長のお喋りタイム。民宿を始めるきっかけや、この地域の食文化などたくさんお話ししてくださいました。
ツマにとって、初めての農家民宿にお泊まり。農家民宿って、お部屋寒くないのかな…水回りって綺麗なのかな…と、ちょっとした不安もあったのですが綺麗にリフォーム済みでした。
そして、一泊2食付きで一人当たり6800円(2021年11月現在)という驚きの価格。離れなので、人目も気にならずゆっくり快適に過ごすことができました。夏はお風呂場の大きな窓を開けて、すぐ下を流れる川を眺められるようです。
今から144年前の明治期に山形・置賜地域を旅した英国女性、イザベラバードという方がいます。
この周辺の地を旅した後、著書で『東洋のアルカディア』と讃えるほど、素朴な日本の風景に感激したそうです。そんな日本の原風景が、山形にはたくさん残っている気がします。
私たちの住むこの地域も、もしかすると桃源郷なのかもしれませんね。
最後は記念に女将の信子さんと
また会いに行きますー!!
農家民宿いろりHP https://iide-irori.com/
住所:
〒999-0436
山形県西置賜郡飯豊町岩倉559
TEL
0238-77-2631